HealthGateはAWS(Amazon Web Service)のクラウドと連携し、画面のタッチパネルに触れることなく操作を完結することができます。また、来場者は事前に会場内の専用スマホアプリにより健康確認用の問診票(マルチ言語対応)に回答することで専用QRコードを生成でき、端末でコードを読取るだけで問診票の処理が完了します。訪問者の健康確認が必要な場所で利用可能です。QRコードの提示、顔認証、実測定で完了するため、1件あたり1~2分で処理が完了し紙ベースに比べて各段に処理を高速化できます。装置は複数言語に対応しており、海外訪問者の言語に合わせて自動的に切り替えが可能(英、中、韓、仏、独など言語追加可能)なため外国人来場者を扱う必要がある施設では特に有効です。
カタログ(PDF)は以下より
HealthGate 1
<ヘッドトラッキングによるメニューの選択>
HealthGate は全ての操作をタッチレスで行うことができます。タッチレスの方法は2種類が用意されています。
- Head Movement によるジェスチャーコントロール:顔認証技術により人間の頭部を認識し、その動作をとらえ「右、左、上、下」の方向を画面内のカーソル動作と連動させることでメニュー選択を行います。直感的で誰にでも操作可能です
- 音声認識によるメニュー操作:メニューを音声で指示します。音声認識にはAWS(amazon web service)の音声認識モジュールを使用します。本モジュールはアマゾンアレクサにも使用されている信頼性の高い技術で、自然言語理解はもとより、マルチ言語にも対応しています。環境音対策も行われており、85dbまでの騒音下での利用が可能です。(85dbの音量は地下鉄で窓を開けた場合の騒音レベルです)
QRコードを利用した”問診票”の処理
コロナ禍中、コロナ後においても問診票による健康チェックは新しい生活習慣として継続していきます。また今後は日本人だけでなく、外国人の健康チェックを行う必要もあります。HeathGateはその付属機能として、マルチ言語に対応した専用のWebアプリを連動させることができます。専用Webアプリにある質問項目に予め回答することで、専用のQRコードが発行され端末のリーダーで読み取ることで記入の手間を省きます。これにより従来紙と鉛筆で行っていた問診票の処理を自動化できます。
バイタルセンサーによる健康スクリーニング
問診票はあくまでも「自己申告」。その後実際に端末の診断機能を利用して発熱の有無の可能性を調査します。従来のサーマルセンサー等では以下の理由で必ずしも正確に発熱可能者を捕捉できていたとは言えません。
- サーマルセンサーの測定対象は人間に限定しない
- 顔認証を併用したサーマルセンサーでは測定精度は向上するが、測定ポイントが少ないと誤差が大きくなる
- 非接触型のサーマルセンサーは人体の表面温度を測定しているため実際の体温との乖離が大きい、また利用環境に影響される
(先進のセンシング)
HealthGateはこれらの従来型サーマルセンサーの欠点を克服し、さらに高度な画像処理とAIによる推論を加えることで発熱可能者の捕捉率を大幅に向上させています。
以下は実際の利用シーンです